お知らせ

ファサードの未来を研究する。AGB社員が国際会議「CDRF 2026」で論文を発表

2026年7月8日(水)~10日(金)にかけて、オーストラリア・シドニーで開催された国際会議「CDRF 2026」において、旭ビルウォール(以下、AGB)フロントエンジニアリング部の淡路広喜が、自由曲面ファサードの循環型製造に関する研究論文を発表しました。

CDRF 2026 AGB Awaji


CDRFは、建築分野におけるコンピュテーショナルデザインやロボティクス、デジタルファブリケーションなどを扱う国際会議です。世界各国の研究者や実務者が集まり、デジタル技術を活用した建築の新たな可能性について、研究成果の発表や議論が行われます。

CDRF 2026 AGB


▼発表した研究

Reusable Adaptive Formwork and Non-Fired Earthen Panels for Circular Fabrication of Double-Curved Façade Geometry
著者:
Hiroki Awaji(AGB・東京大学)、Zhao Zhen(東京大学)、Arastoo Khajehee(東京大学)、Eslem Boynuuzun(東京大学)、Yasushi Ikeda(東京大学)

自由曲面のファサードを製造する際には、複雑な形状に合わせて専用の型枠を製作するため、使用後の型枠が廃棄物となることや、使用する材料による環境負荷が課題となります。

今回の研究では、形状を自動で変化させ、繰り返し使用できる可変型枠と、焼成工程を必要としない土やマグネシアセメントを用いた材料を組み合わせることで、複雑な曲面形状のファサードをより循環型に製造するシステムを提案しました。実大サイズの可変型枠を用いて複曲面パネルを製作し、完成したパネルを3Dスキャンすることで形状精度を評価するなど、実際につくりながら研究成果を検証しました。


▼実務と研究をつなぐ、ファサードエンジニア
AGBでは、実際のプロジェクトに取り組む中で得られた課題や知見を、大学との共同研究や技術開発につなげる活動を行っています。

今回の研究も、複雑なファサードをどのようにつくるかという技術的な探究だけでなく、製造時に発生する廃棄物や環境負荷をどのように減らすかという、これからの建築に欠かせないテーマに取り組んだものです。

設計、材料、製造、デジタル技術など、さまざまな領域を横断しながら、まだ世の中にないファサードのつくり方を考え、実際につくって確かめる。こうした研究活動も、AGBで働くファサードエンジニアの仕事のひとつです。

AGBはこれからも、実務と研究をつなぎながら、ファサードエンジニアリングの新たな可能性を追求していきます。

 

まずは話を聞いてみる
募集要項

© 旭ビルウォール株式会社 新卒採用サイト